アップルCEO、初の報酬減 業績振るわず16年度10億円

2017/1/7 11:10
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【ラスベガス=兼松雄一郎】米アップルは6日、2016年度の役員報酬を開示し、ティム・クック最高経営責任者(CEO)の報酬が11年の就任以来初めて減ったことがわかった。主力スマートフォン(スマホ)「iPhone」の販売伸び悩みが鮮明になり、業績が目標を下回ったのが要因だ。

昨年10月にカリフォルニアで開催したイベントに登壇するアップルのティム・クックCEO=ロイター

昨年10月にカリフォルニアで開催したイベントに登壇するアップルのティム・クックCEO=ロイター

アップルの報酬委員会が16年度(16年9月期)の売上高や利益水準などの実績を目標との対比で考慮した結果、クック氏の報酬は15年度比15%減の875万ドル(約10億円)となった。

米国の大企業の給与は通常、報酬委員会を通じて、売上高や時価総額の規模が同じ程度の他社との比較などによって決める。アップルの昨年9月末までの売上高は前年同期比1割弱減っていた。

様々な手当を除いたクック氏の基本給は約300万ドル。上級幹部の報酬は手当を含め約280万ドルだが、毎年2000万ドル相当の大量の株式を与えられている。一方、社外取締役の報酬は年間で10万ドル以上、株式なども含めれば35万ドル以上になる。

クック氏は資産としてCEO就任時などに受け取った大量のアップル株も保有している。大部分は長期間売却が凍結されているが、納税負担なども考慮し一定数に限った売却が認められている。

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