2019年2月22日(金)

フィアット・クライスラー、1400人削減 米で小型車減産

2016/4/7 10:27
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【アトランタ=中西豊紀】米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は6日、米ミシガン州で1420人の人員を削減する方針を明らかにした。販売が伸び悩む小型車の減産にともなうもの。米景気をけん引してきた自動車業界での大規模リストラは2008年の金融危機以来で、他社にも波及すれば米国の雇用基盤が揺らぎかねない。

全米自動車労組(UAW)や自治体関係者にリストラ案を伝えた。7月5日から小型車「クライスラー200」を減産し、あわせて関係する工場の従業員を減らす。ガソリン安でピックアップトラックや多目的スポーツ車(SUV)に需要が集まっており、経営資源を大型車に振り向ける。

調査会社オートデータによると、3月の米新車販売では大型車の販売が11.4%伸びた一方で、小型車など乗用車は5.9%減った。新車市場に占める大型車のシェアは約6割にのぼっており、「大型車偏重」が顕著になっている。FCAのクライスラー200も今年1~3月の販売が前年同期比63%と大きく落ち込んだ。

米国の自動車市場は当面は拡大が続くとみられているが、小型車の不振は隠れた懸念材料だ。他社でも在庫の積み上がりを避けるため、小型車の減産に乗り出す可能性があり、雇用への影響が心配されている。

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