2019年1月16日(水)

世界の貧困人口、90年比で半分以下達成 国連目標で最終報告

2015/7/7付
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【ニューヨーク=高橋里奈】国連は6日、貧困の撲滅などをうたった「ミレニアム開発目標」の最終報告を発表した。2015年の1日あたり1ドル25セント以下で暮らす極度の貧困人口は8億3600万人で、基準年(1990年)の19億2600万人から半分以下に減り「半減させる」とした目標を達成した。安全な飲み水の確保など多くの分野でも改善が見られた。

ミレニアム開発目標は2000年に15年を目標年として貧困削減などを掲げて設定された。第1目標である貧困の撲滅については、90年に発展途上国の人口の47%が貧困層だったが、15年には14%にまで減った。

また90年以降、約26億人が安全な飲み水を得られるようになり、世界人口の91%が安全な水を飲んでいるという。21億人の衛生環境が改善し、途上国のスラム街で暮らす人口の割合も減少した。初等教育を受ける女子の割合もアジアやアフリカで改善した。一方で、5歳未満の幼児の死亡率や妊婦の健康状態は改善したものの、目標値には届かなかった。

最終年度の報告を受け、潘基文事務総長は「目標の達成により数百万人の命が救われ、10億人以上が極度の貧困から抜け出せた」と評価した。だが「まだ多くの人が取り残されている」とし、「格差に対処する努力が必要だ」と声明で述べた。

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