米政権、課税逃れで新法案 税制改革の突破口に
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【ワシントン=河浪武史】オバマ米政権は、タックスヘイブン(租税回避地)を巡る「パナマ文書」問題を受け、企業や個人の課税逃れを防ぐ法改正案を打ち出した。内容はペーパー企業の実質的な所有者の報告を義務付ける。小粒な改正に見えるが、オバマ氏は同法案を元に、膠着する米議会との税制改革議論の突破口とする考えだ。
課税逃れ対策は11月の大統領選の焦点にもなる。法改正は野党・共和党が多数を握る米議会の議決が必...
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