2019年8月23日(金)

独検察、VW監査役会長を捜査 排ガス不正の開示遅れで

2016/11/6 20:10
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【フランクフルト=加藤貴行】独フォルクスワーゲン(VW)は6日、排ガス不正を巡る情報開示が遅れ、株価形成をゆがめたとの疑いで、独検察当局がハンス・ディーター・ペッチュ監査役会長を含む幹部2人の捜査を始めたと発表した。ペッチュ氏は昨年9月の不正発覚時の財務担当取締役。検察の捜査は前社長から対象を広げ、現職の最高意思決定機関のトップにおよんできた。

VWの不正は、昨年9月18日に米環境保護局(EPA)が公表して発覚した。ただ、EPAは公表前にVWに事実関係を照会したことがわかっている。これで株価の形成がゆがめられた疑いがあり、検察は6月にマルティン・ヴィンターコーン前社長の捜査を始めた。ペッチュ氏も対象に加え全容の解明を急ぐ。

VWはこれまで「情報開示は国内法にのっとっていた」と説明してきた。VWは同日の声明で、「VW、ペッチュ氏双方とも捜査に全面的に協力する」と述べた。

不正発覚でVWの株価は最大4割下落。株主から適時開示の遅れによる損害賠償を求める集団訴訟が起こされている。

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