2019年4月22日(月)

米エリオット、サムスンに会社分割提案 「株価割安」

2016/10/6 11:37
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【ニューヨーク=山下晃、ソウル=山田健一】米ヘッジファンド運用会社のエリオット・マネジメントは5日、韓国のサムスン電子に対し持ち株会社と事業会社の2社に会社を分割することを提案した。30兆ウォン(約2兆8000億円)の特別配当の支払いや米ナスダック市場への上場のほか、取締役会に3人の社外取締役を導入することも同時に求めた。

エリオットの関連会社であるブレーク・キャピタルとポッター・キャピタル名義で、サムスン電子の取締役会に公開書簡を送付した。書簡ではサムスン電子が複数の事業を抱えており「不必要に複雑だ」と指摘。市場に正しく評価されておらず、株価が割安なままだと分析している。エリオットはサムスン電子株を0.62%保有しているとしている。

エリオットはアクティビスト(物言う株主)型のヘッジファンドとして米国市場では著名。債務不履行に陥った債券を巡り、アルゼンチン政府と訴訟を繰り広げた。

サムスン電子の広報担当者は6日、エリオットの要求について「株主の提案に対しては慎重に検討する」と話した。

サムスングループは昨年5月、事実上の持ち株会社である第一毛織が商社・建設のサムスン物産を吸収合併する計画を発表した。エリオットはこの計画に反対してサムスン物産の株を買い増し、経営改革を要求したが、今年3月にサムスン側がエリオット保有のサムスン物産株を適正な価格で取得することなどを条件に和解したとみられていた。

サムスン電子は李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が、10月27日開催予定の臨時株主総会を経て、日本の取締役に相当する「登記理事」に就任する見通し。エリオットは、将来の世代交代を見越してサムスングループが経営体制を変える時期を狙って再び要求を出したとみられる。

サムスン電子が新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の品質問題対応に追われていることも判断に影響した可能性がある。

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