米国務長官の広島・平和記念公園訪問「全戦没者を追悼」

2016/4/6 10:05
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【ワシントン=吉野直也】米国務省のトナー副報道官は5日の記者会見で、ケリー国務長官が10日からの主要7カ国(G7)外相会合の出席にあわせて広島市の平和記念公園を訪れることについて「第2次世界大戦の全戦没者を追悼するためだ」と説明した。ケリー氏は原爆投下の当該国である米国の閣僚として最初に同公園を訪問することになる。国務省がその目的を説明したのは初めて。

広島平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑

ケリー氏は英仏独各国外相らとともに同公園で献花し、広島平和記念資料館を視察する。トナー氏は「オバマ大統領が提唱する『核兵器なき世界』の重要性を強調する意味合いがある」と指摘した。訪問などに関連して講演する計画などは「ない」と語った。

オバマ氏が5月に三重県で開催するG7首脳会議(伊勢志摩サミット)にあわせて広島を訪れるかどうかは「ホワイトハウスが決めることだ」と述べるにとどめた。

「核兵器なき世界」を掲げるオバマ氏は現職大統領として初めてとなる広島訪問に意欲を示す。一方で米国内では原爆投下が戦争終結を早めたとする考え方が根強く、ケリー氏の訪問の反応を踏まえ、最終判断する見通しだ。

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