屠氏、文革期からマラリア研究 ノーベル賞

2015/10/5付
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文化大革命期から屠●●(くちへんに幼、ト・ユウユウ)氏はマラリア治療に有効な薬物の研究を始めたという。途上国の人々を苦しめる蚊を媒介として感染するマラリア。当時の貧しい中国では既存の薬に耐性を持つマラリア原虫が出現し、従来の治療薬が効かなくなっていた。中国政府は国家を挙げて新たな抗マラリア剤の開発を推進した。

こうしたなかで、政府のプロジェクトの主要メンバーに選ばれた屠氏は、中国の古典医学文献を研究するなかで、200種類の植物から380種類もの物質を抽出させることに成功したという。こうした努力がマラリア治療薬「アーテミシニン」の画期的な発見につながった。

現在も、他の治療法との併用でマラリア治療に非常に効き目があるとされるアーテミシニン。世界保健機関(WHO)は「マラリア治療には必要不可欠な物質」と高い評価を与え続けている。

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