シェール採掘、飲料水に影響なし 米環境保護局が報告書

2015/6/5付
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 【ワシントン=川合智之】米環境保護局(EPA)は4日、シェールオイル・ガスの採掘で使う「水圧破砕法」が飲料水に影響を与えているとの証拠はないとの報告書をまとめた。環境保護団体などが水質汚染を引き起こすと批判し、一部の州が水圧破砕法の使用禁止を打ち出していた。米政府が安全性にお墨付きを与えたことで、米エネルギー産業には追い風となりそうだ。

 EPAは4年間かけて水圧破砕法の環境影響を調査してきた。報告書では「米国で飲料水に広範で体系的な影響を与えるとの証拠は見つからなかった」と結論づけた。

 シェールオイル・ガスの採掘は、頁岩(けつがん=シェール)の地層まで掘削した穴に水を高圧で流し込み、固い岩盤を砕いてオイルやガスを回収する。米のシェール革命による増産で原油と天然ガスを合わせた生産量(原油換算)は世界一となり、原油価格下落も引き起こした。

 一方、水圧破砕法は水に化学薬品や砂粒などを混ぜることから、地下水の汚濁や、不適切な廃水処理による土壌汚染が懸念されていた。ニューヨーク州やメリーランド州当局が、環境汚染を防ぐため水圧破砕法を禁止する動きも出ていた。

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