米豪首脳、電話決裂は「偽ニュース」 友好演出も開催遅れ - 日本経済新聞
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米豪首脳、電話決裂は「偽ニュース」 友好演出も開催遅れ

【ニューヨーク=大塚節雄】トランプ米大統領とオーストラリアのターンブル首相は4日、ニューヨークで会談した。トランプ政権の発足後、米豪首脳会談は初めて。1月の電話協議は移民受け入れの問題を巡ってトランプ氏が怒り、一方的に打ち切ったと報じられた。北朝鮮問題への対応などを話し合ったとみられるが、両者の関係修復の狙いが大きい。

両者は会合冒頭、記者団の前で握手をして友好ムードを演出。トランプ氏はメディアに電話協議について問われ「とても良い電話だった。だいぶ誇張された。我々は赤ちゃんじゃない。ちょっとしたフェイク(偽)ニュースだ」と決裂を否定し、ターンブル氏も「全くその通り」と同調した。

だが、今回の会談も当初の時間より大幅に遅れ、異例の展開をたどった。トランプ氏はワシントンで医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の下院での採決を見守り、僅差で通過するとホワイトハウスで共和党議員らを集めて式典を開催。ニューヨーク入りが大幅に遅れた。米CNNのニュースサイトは豪政府の関係者が「驚くべき冷遇」と漏らしたと伝えた。

初の首脳会談は、米豪が日本と戦った珊瑚海海戦から75年の行事にあわせて開かれた。トランプ氏にとっては就任後初の地元ニューヨークへの訪問となった。だが民主党への支持が厚い地元では歓迎ムードはみられず、抗議集会も開かれた。

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