2019年2月17日(日)

カタール、LNG生産1億トン体制へ サウジへ対抗

2017/7/5 10:01
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【ドバイ=岐部秀光】世界最大の液化天然ガス(LNG)輸出国であるカタールの国営会社カタール・ペトロリアムのアルカービ最高経営責任者(CEO)は4日の記者会見で、現在年7700万トンのLNG生産能力が5~7年後に1億トンに達するとの見通しを明らかにした。サウジアラビアなどから一方的な断交を通告されるなか、エネルギーの有力供給国としての存在をアピールし、対抗する立場を示した。

アルカービ氏は「長期にわたりカタールはLNG市場の主導的な地位を維持する」と述べた。

カタールは4月に沖合にある世界最大級の「ノースフィールド・ガス田」の開発凍結を12年ぶりに解除すると発表済み。米国やオーストラリアなど新興のLNG輸出国が台頭するなか、シェアを優先したい立場だ。ただ、断交問題の長期化を懸念する外国企業から十分な投資を引き出せるかどうかは不透明だ。

イランは3日、ノースフィールドと海底でつながる「南パルス・ガス田」の開発で、仏トタル、中国石油天然気集団(CNPC)と最終合意した。エネルギー価格が低迷するなか、開発競争が加速する。

一方、カタールのムハンマド外相は4日の記者会見で、サウジなどが断交解除の条件として突きつけている要求リストへの返答を仲介役であるクウェートに伝えたことを明らかにした。

テロ組織に資金が流れないよう努力する立場を強調する一方、サウジなどが示唆する経済制裁強化は違法であるとの認識も示した。衛星テレビ局アルジャズィーラの閉鎖要求についても応じることはできないとの立場を改めて示唆した。

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