米空母、西太平洋派遣へ 中国の南シナ海での活動けん制か

2017/1/4 10:16
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【ワシントン=芦塚智子】米太平洋艦隊によると、同艦隊は週内に原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を西太平洋に派遣する。予定された定期的な展開としているが、南シナ海での中国の動きをけん制する狙いがありそうだ。

国防総省のクック報道官は3日の記者会見で「我々は南シナ海を含むアジア太平洋地域に空母や他の艦船を派遣してきた。今後も継続する」と述べた。太平洋艦隊によると、派遣の目的は海洋安全保障の作戦実施など。アジア太平洋地域で対潜水艦作戦などの共同演習を予定している。

南シナ海などを巡り米国と対立する中国の軍事力拡大は新たなステージに入っている。これに先立つ2日、中国国防省は空母「遼寧」の艦載機の発着訓練を南シナ海で初めて行ったと発表した。国営中央テレビは「米軍の空母が南シナ海を独占していた状況は終わりを告げた」と強調。戦闘機の「殲15」やヘリコプターを甲板から発着させ、戦闘訓練や空中給油訓練を実施した。

昨年12月25日には、遼寧は沖縄―台湾―フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越え、西太平洋に出て訓練を行った。西太平洋での訓練が確認されたのは初めてで、実戦能力の向上を誇示してトランプ次期米政権をけん制する狙いだったとみられる。

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