2018年5月23日(水)

バングラデシュ、実行犯は裕福な20代 5人は以前から過激派

2016/7/4 10:38 (2016/7/4 13:44更新)
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 【ニューデリー=黒沼勇史】バングラデシュの飲食店襲撃事件で、実行犯は全員が20歳代で、裕福な家庭の出身で教育水準も高かったことが明らかになった。現地メディアによると、犯人の中には海外留学の経験者もいるという。貧困を背景としたテロという構図が当てはまらないことが浮き彫りになった。同国の治安当局は過激な思想に染まった経緯や、海外との接触の有無などの洗い出しを進める。

 バングラ警察によると、実行犯7人は全員バングラデシュ人。地元メディアによると、マレーシアの大学に留学した若者や、授業を英語でする学費の高い地元校の卒業生もいた。テロ現場でも外国人には英語で話しかけていた。

 実行犯のうち5人は事件前から過激派で、警察は複数回逮捕を試みていた。十分な準備を経た計画的な襲撃だったようだ。

 現地報道などによると、実行犯は現場で包囲されている間治安部隊に対して、拘留中のテロ組織幹部の釈放などを求めたとされるが、同国当局は犯行動機に関する情報を公表していない。

 当局はテロの規模が大きいことから、国外から支援を受けた可能性もあるとみて、背後関係の洗い出しも進めている。他にもテロ準備に関わった人物がいないか、拘束した実行犯1人に聴取している。犯行声明を出した中東の過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)などとの関係も焦点の一つとなっている。

 世界のテロ事件を巡っては、例えば欧州からシリアに渡ってISの戦闘員になる若者に、裕福で高い教育を受けた者が少なくないことが分かっている。

 貧困で自暴自棄になるだけがテロ参加の理由でなく、社会からの疎外感、閉塞感なども背景になっている可能性がある。幅広いテロ対策が必要になっている。

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