2019年5月20日(月)

沖縄知事「米で理解深まった」 辺野古移設、すれ違いも

2015/6/4付
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【ワシントン=川合智之】沖縄県の翁長雄志知事は3日、5月27日からの訪米日程を終えてワシントンで記者会見し「(米国内に)沖縄の理解が深まった」と成果を強調した。知事は米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する考えを米議員や政府高官らに伝えたが、米側は「(辺野古移設が)唯一の解決策だ」(国務省)と応じるなど、すれ違いも目立った。

知事は訪米中に米連邦議員8人や政府関係者らに辺野古移設反対を訴えた。知事に同行した地元議員や首長らも米議会・政府関係者70人超に地元の声を伝えた。記者会見で知事は「目に見える形で(移設)工事の進展はさせない」と改めて強調した。

ただ米国の反応は総じて冷ややかだった。「日米政府が約束した現行の移転計画を支持する」。マケイン米上院軍事委員長は2日、知事との会談後に声明を出し、知事の県外移設の要請を一蹴した。1日のシンクタンク関係者との会談は非公開だったが、知事の移設反対の主張に同意は得られなかったもようだ。

米国務省も3日、知事とヤング同省日本部長、アバクロンビー国防総省副次官補代行との会談後の声明で「(移設完了すれば)日米同盟の強さを地域に知らしめる」と強調した。知事側は仲井真弘多前知事が2012年の訪米時に面会した次官補(局長)級の高官との会談を希望していたが、実現しなかった。

知事は「(面会者のうち)8、9割弱は『話はわかったが国同士で決めたことなので触ることはできない』という返答だった」と述べる一方で、米関係者と直接対話したことで「暗中模索の中から一筋の光が見えてきた」とも語った。知事は4日朝にワシントンを出発し帰国する。

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