2019年2月23日(土)

ロシア地下鉄爆発、自爆テロか 死者11人に
邦人被害確認されず

2017/4/4 6:53 (2017/4/4 11:33更新)
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【モスクワ=田中孝幸】ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの地下鉄車内で3日起きた爆発事件で、インタファクス通信は同日、自爆テロの可能性があるとする捜査当局筋の情報を伝えた。実行犯とみられる人物は中央アジア出身の23歳の男で、ロシアで禁じられているイスラム過激派組織とつながりがあったという。一方、国家テロ対策委員会は爆発による死者が4日未明で11人に達したと明らかにした。

3日、事件現場の地下鉄駅近くで献花するプーチン大統領(サンクトペテルブルク)=AP

3日、爆発で破損したロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄車両=新華社・共同

日本政府によると、日本人の被害者は確認されていないという。

サンクトペテルブルク滞在中のプーチン大統領は3日夜、事件現場近くを訪れ献花した。治安機関の幹部を集めた緊急会議も開催。多数の死傷者が出た爆発で市民には不安が広がっており、慎重に対応を検討している。

ペスコフ大統領報道官は3日夜、爆発について「テロの兆候は明白だ」と指摘したうえで、自爆の可能性もあるとの認識を示した。

トランプ米大統領は3日、爆発事件について「本当にひどい出来事だ」と非難した。ペスコフ報道官は、トランプ氏とプーチン大統領が電話会談し、トランプ氏が犠牲者に哀悼の意を示したほかテロと力を合わせて戦う必要があるとの考えで一致したとメディアに明らかにした。フランスのオランド大統領も3日、テロ対策でロシアを支援する意向を示した。

今のところ犯行声明を出した組織はないが、シリアの過激派組織「イスラム国」(IS)はアサド政権支援のために同国に軍事介入したロシアへの報復テロを予告していた。2015年10月にはエジプトからサンクトペテルブルクに向かっていたロシアの旅客機がISのテロで墜落し、224人が犠牲になった。

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