インド中銀、通貨安競争に警戒感 追加緩和見送り

2015/2/3付
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【ムンバイ=堀田隆文】インド準備銀行(中央銀行)は3日開いた政策決定会合で政策金利を7.75%で据え置いた。1月15日の緊急利下げ後で初の会合では追加利下げを見送った形だ。準備銀のラジャン総裁は3日、世界的な金融緩和の動きは「リスクになり得る」と述べ、通貨安競争の加速で自国通貨が急上昇しかねないとの懸念も示した。

インド通貨ルピーは現在、1米ドル=61ルピー台。ラジャン氏は現状を「快適な水準」としつつも、「各国で大規模な金融緩和が進めば、危険にさらされる可能性があることに留意すべきだ」と話した。

一方、ラジャン氏は欧州中央銀行(ECB)が1月下旬に決めた量的金融緩和の導入については「世界の株式市場を再び活性化した」と評価。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測については「従来想定よりも長い間、(金利を)維持するだろう」との認識を示した。

インドの追加利下げについては「財政改善や物価抑制の進捗次第だ。さらなるデータが必要だ」と述べた。当面、インド政府が2月末に発表を予定する2015年度(15年4月~16年3月)予算案の内容を確認する意向を明らかにした。

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