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(北朝鮮、6回目の核実験)「暴挙」厳しく批判 日中韓、緊迫の1日

北朝鮮が6回目の核実験に踏み切った3日。監視体制を強化していた日本や韓国など周辺国政府は政府が情報収集や協議を重ね、国際社会の制止を振り切った北朝鮮の暴挙を厳しく批判した。緊迫の1日を振り返る。

■早朝 北朝鮮の朝鮮中央通信が「大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆を新たに製造した」と報じた。金正恩(キム・ジョンウン)委員長が核兵器研究所を視察し「国家核戦力を完成させるため、最終段階の研究開発を立派に締めくくるよう」指示したと伝えた。

■午前9時ごろ 安倍晋三首相とトランプ米大統領が電話で約20分間協議。挑発行為をエスカレートさせる北朝鮮問題を話し合った。両首脳による電話協議はこの1週間で3度目となる。

■午後0時29分57秒 気象庁が北朝鮮の核実験場がある豊渓里(プンゲリ)付近を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震波を観測した。韓国の聯合ニュースも0時38分ごろ「北朝鮮でM5.6規模の人工性の地震が観測された」と速報した。中国の地震局も爆発によるとみられる地震の探知を発表し、核実験との見方が広がる。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は午後1時30分から国家安全保障会議(NSC)を主宰することを決定。韓国軍合同参謀本部は、同51分ごろ、北朝鮮が6回目の核実験を「実施したと推定される」との見方を示し、午後5時30分ごろには「北朝鮮の核実験挑発を厳しく糾弾する。一方的な挑発に対する今後の事態の責任は北朝鮮が負う」との声明を出して警告した。

■午後1時すぎ  急きょ首相官邸に駆け付けた安倍首相は記者団に「核実験を強行したとすれば断じて容認できず、強く抗議しなければならない」と厳しい表情で語った。小野寺五典防衛相や河野太郎外相が続々と官邸に到着した。

■午後1時30分すぎ 官邸で1回目の国家安全保障会議(NSC)開催。河野外相はNSC終了後、記者団に「北朝鮮が核実験を行ったと政府として断定する」と明言した。北京の大使館ルートを通じて「核実験であるなら極めて許しがたい」と北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

■午後2時15分 気象庁の松森敏幸・地震津波監視課長が緊急の記者会見を開始。北朝鮮の核実験によるものとみられる地震としては「過去最大の規模」と指摘。自然地震に換算したエネルギー量は昨年9月の前回と比べ「少なくとも10倍に達する」と説明した。

同じ頃、警察庁は全国の警察に対し、北朝鮮関連施設の警戒や情報収集の強化を指示した。

■午後2時45分 菅義偉官房長官が記者会見。北朝鮮の核・ミサイル開発について「我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威」とする首相声明を発表した。菅長官は北朝鮮に対する制裁として石油の禁輸を求める可能性について「様々な選択肢のなかに入ることは事実だ」と述べた。

■午後3時30分 朝鮮の朝鮮中央テレビが「重大報道」を発表。約6分間の放映で、ICBM搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と宣言した。

■午後5時すぎ 官邸で2回目のNSC開催。菅官房長官は終了後に開いたこの日3回目の記者会見で「今回の実験が水爆実験だった可能性も否定できない」と述べた。

■午後6時すぎ 安倍首相が記者団に「米韓や中ロをはじめとする国際社会と連携して断固たる対応をとる」と述べた。

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