融資再開へ「予備的合意」 ギリシャ財務相、債権団と交渉

2017/5/2 21:09
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【イスタンブール支局】ギリシャのチャカロトス財務相は2日、同国への支援融資再開を巡る債権団との交渉で、予備的な合意に達したと表明した。アテネ通信が報じた。ギリシャは7月に70億ユーロ(約8500億円)規模の国債償還を控える。自力での資金繰りが困難なことから債務危機の再燃が危ぶまれていた。欧州連合(EU)側も同日、合意を認める声明を公表した。

チャカロトス氏は合意は「予備的で技術的」と説明。今月中旬までに追加の年金削減などを盛り込んだ合意項目を議会で法制化し、22日にEUが開くユーロ圏財務相会合で融資再開の承認を得たい考えだ。

合意の柱はギリシャが2019、20年に国内総生産(GDP)の2%に相当する追加の財政改革に応じる一方、ギリシャが財政目標を達成した際には新たな減税策などの実施を認める。労働市場やエネルギー市場の規制緩和などの構造改革策も含まれる。

チャカロトス氏は今回の合意を受け、債務負担の軽減策を巡る議論本格化への期待を表明した。

国際通貨基金(IMF)は15年夏にまとめた現行の第3次金融支援に基づく融資への参加を見送っている。復帰の条件として、債務軽減策をユーロ圏側に求めている。ドイツやオランダは追加融資の承認にはIMFの復帰が不可欠との立場。週末の独紙ウェルトはショイブレ独財務相がIMFへの譲歩を検討していると報じた。

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