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FRB副議長「ドル高、物価下押し」 追加利上げ慎重に判断

【デモイン(米アイオワ州)=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は1日、ニューヨークでの講演で「原油安とドル高が一段と進み、予想よりも物価を下押ししそうだ」と述べた。3月に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げは「経済データ次第だ」と繰り返したが、年初からの市場の混乱を受けて慎重に判断する姿勢をみせた。

1月29日に日銀が導入を決めたマイナス金利政策については、欧州の先例を挙げて「想定より機能している」と述べるにとどめた。日欧の大規模緩和でドル高が進んでいるが「通貨安だけを目的とした金融政策は各国とも支持していない」と強調し、国際的な通貨安競争への突入はけん制した。

昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切ったFRBは、年4回の追加利上げを示唆しており、3月の次回会合に市場の注目が集まる。フィッシャー氏は「中国や資源国への懸念から起きた市場の動揺が長引けば、世界経済を下押しして米国の成長と物価に影響しかねない」と懸念を表明。利上げの是非を慎重に見極める姿勢を示した。

米経済は雇用情勢が好調だが「失業率が多少下がりすぎたとしても、物価の押し上げには役に立つだろう」と述べ、雇用拡大に過熱感が出ても利上げを急がない考えを示唆した。「市場は不確実で(追加利上げは)今後のデータ次第としかいえない」と繰り返したものの、株安や原油安など市場の動揺が早期に収束するかが追加利上げの判断材料となりそうだ。

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