2019年6月25日(火)

英製薬グラクソ、低所得国で特許申請せず 後発薬生産促す

2016/4/2 10:02
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【フランクフルト=加藤貴行】英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は3月31日、知的財産権に関する戦略を見直し、低所得国や最貧国で自社製品の特許を申請しないと発表した。アフリカなどで他社がGSKの後発医薬品を生産しやすくし、現地の医療水準の向上を促す。医薬品の特許は製薬会社の経営の根幹にかかわり、大手がこうした手法をとるのは珍しい。

GSKの新たな基準では、各国の経済発展の度合いに応じ段階的に知財戦略を決める。最貧国と低所得国では特許を申請せず、下位の中所得国での特許は10年で区切る。

こうした国では欧米製薬大手の医薬品が販売されていても価格が高く、普及の妨げになっている。GSKは自社の製法などを広く公開し、新薬と同じ成分を使い割安な後発薬のメーカーに生産してもらう。一方、欧米や日本、中国、インドなどでは従来通り特許を申請する。

GSKはアフリカなどで根強い需要があるワクチンが主力製品の一つ。こうした国で普及を優先する効果も見込める。

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