2019年5月24日(金)

米、物価上昇率4カ月連続鈍化 6月1.4%

2017/8/2 1:13
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【ワシントン=河浪武史】米商務省が1日発表した6月の個人消費支出(PCE)統計によると、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ判断で重視するPCE物価指数は、前年同月比1.4%上昇にとどまった。伸び率は4カ月連続で鈍化し、FRBが目標とする2%がやや遠のいた。物価停滞が長引けば、FRBの追加利上げシナリオに逆風となる。

6月の伸び率は昨年9月以来、9カ月ぶりの低い水準だった。PCE物価指数は2月に2.2%まで高まったものの、その後は鈍化が続く。価格の変動が激しいエネルギーと食料品を除いたコア指数も、6月は1.5%の上昇にとどまり、伸び率は前月と同じだった。

FRBは9月に金融政策を決める次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。FRBは「価格下落は携帯電話サービスなど一部だけで、物価停滞は一時的」との判断をみせてきた。ただ、FOMC内には利上げ慎重論が浮かんでおり、金融市場も利上げは小休止との見方を強めている。

FRBは量的緩和で大量に買い入れた米国債などの保有資産を、早期に縮小する方針も表明している。資産圧縮は利上げに比べて金融引き締め圧力が弱いとみており、早ければ9月のFOMCで正式に縮小開始を決定する見込みだ。

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