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習主席「中央への挑戦許さず」 香港独立派けん制

返還20年式典で演説

【香港=粟井康夫】中国の習近平国家主席は1日、香港返還20年の記念式典での演説で、「中央の権力や香港基本法の権威に対するいかなる挑戦も絶対に許さない」と語り、香港独立を唱える勢力を強くけん制した。香港に高度な自治を認める「一国二制度」について「新たな問題が生じている」とも述べ、香港の若者に中国への愛国心を養う教育を強化する必要があるとの認識を示した。

香港政府トップの行政長官には親中国派の林鄭月娥氏が就任した。香港行政長官に女性が就くのは初めて。林鄭氏は就任演説で、親中国派と民主派の間の対立を念頭に「社会で続く争いが香港に好機を失わせていると懸念している。前途を見つけたい」と語った。

習氏は演説で「一国二制度はだれもが認める成功を果たした」と香港経済の発展などこれまでの成果を強調する一方、「『一国』こそが制度の根幹。国家の統一を守るのが優先だ」として国家主権を重視する方針を改めて示した。「香港を利用した中国国内への破壊活動の浸透などは越えてはいけない一線に触れるもので、絶対に認めない」と強調した。

香港の若者に広がる「中国離れ」を念頭に「国家の歴史や民族の文化に関する教育や宣伝を強化する必要がある」と述べた。

2014年に民主化を求める市民が中心部の道路を占拠した「雨傘運動」以降、香港では若者世代を中心に中国への反発が強まり、一部には独立を唱える動きも出ている。香港政府は過去にも愛国教育を義務化しようとしたが、学生の強い反発を受けて撤回した経緯がある。

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