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トランプ氏「米韓FTA再交渉を」 文氏は慎重

【ワシントン=鈴木壮太郎】30日にワシントンで開かれた米韓首脳会談では、トランプ米大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対し、貿易不均衡の是正を強く求めた。トランプ氏は米韓自由貿易協定(FTA)は「良いディールではない」として、韓国に再交渉を求めた。ただ、韓国は再交渉に慎重な姿勢だ。

首脳会談でトランプ氏は経済分野での不満を韓国にぶつけた。やり玉に挙がったのが、2012年に発効した米韓FTAだ。トランプ氏は米韓FTAによって「米国の貿易赤字は110億ドル(約1兆2350億円)以上増えた」と指摘した。

トランプ氏はかねて米韓FTAに不満を募らせてきた。4月27日配信のロイター通信のインタビューで「ひどい取引だ」と発言。再交渉か破棄を目指す考えを示した。

トランプ氏だけではない。ペンス米副大統領も4月18日、ソウルの米国商工会議所で演説し、「米韓FTA発効から5年間で、米国の貿易赤字は2倍以上に増えた。米企業の韓国進出には非常に大きな障壁がある。これは明らかな事実だ」と訴えた。

30日の会見でのトランプ氏の発言を受け、一部の韓国メディアが「米韓FTA、再交渉で合意」と報じると、韓国政府は「再交渉で合意した事実はない」と、慌てて火消しに回った。

韓国の対米黒字は中国や日本に比べれば大きくない。米韓FTAで韓国企業の対米投資が増え、米雇用にも貢献していることを説明すれば、トランプ氏の理解が得られると文氏はみている。

FTAだけではない。トランプ氏は記者会見で、韓国市場が閉鎖的だとして文氏に改善を求め、文氏が自動車メーカーが公正に競争できるようにすると応じたと語った。

同日発表した共同声明では、こうしたトランプ氏の不満を解消するための手立てが盛りこまれた。両国は産業協力対話とハイレベル経済協議会を軸に、経済協力を進める。文氏は記者会見で「互恵的な成果を享受できるよう努力する」と語った。

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