2018年7月23日(月)

米マイクロソフト、「複合現実」で連合 大手10社超と

2016/6/1 16:35
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 【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフトは1日、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)と呼ばれる次世代のコンピューター技術の普及に向け、半導体大手やパソコン大手など10社以上と提携すると発表した。自社で開発した端末「ホロレンズ」のプラットフォーム(開発基盤)を提供。互換性のある端末やソフトの開発を後押しする。「スマートフォンの次」と期待される分野を巡る陣営づくりが激しくなってきた。

「ホロレンズ」を使うと、空中や壁にあたかもディスプレーなどのものが存在するように見せられる=写真 石川温

「ホロレンズ」を使うと、空中や壁にあたかもディスプレーなどのものが存在するように見せられる=写真 石川温

 台湾で開催中のアジア最大級のIT(情報技術)見本市「台北国際電脳展(コンピューテックス台北)」で、マイクロソフトのテリー・マイヤーソン上級副社長らが明らかにした。

 提携するのは米インテル、米クアルコム、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、中国レノボ・グループ、米デル、HP、台湾の宏達国際電子(HTC)、宏碁(エイサー)、華碩電脳(エイスース)、微星科技(MSI)など。

 「ウィンドウズ・ホログラフィック」と呼ぶプラットフォームは基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」をベースに開発した。操作系のユーザー・インターフェースや「API」と呼ばれる技術仕様などがホロレンズと共通で、ゲームや動画などを入手できるマイクロソフトのオンラインサービス「Xboxライブ」も利用できる。

 マイクロソフトはコンピューターが作り出した仮想空間に入り込んだような体験ができるVRと、現実の世界にコンピューターが作り出した映像を重ね合わせて見せるARの2つをまとめて「複合現実(MR)」と呼んでいる。AR端末に分類されるホロレンズは3月末に、北米で限定発売した。

 VR端末だけで2020年までに8000万台以上普及するといわれる成長市場を巡っては、米フェイスブック傘下のオキュラスVRが韓国サムスン電子と提携。米グーグルも先月18日に「デイドリーム」と名付けたVR向けのプラットフォームを発表。韓国LG電子や中国の華為技術(ファーウェイ)、小米(シャオミ)などが対応端末を発売する方針を表明するなど覇権争いが熱を帯びてきている。

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