2019年3月25日(月)

韓国大統領、「慰安婦」再び対応要求 抗日記念式典

2015/3/1付
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【ソウル=小倉健太郎】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日、日本植民地時代の1919年に起きた抗日運動「三・一独立運動」の記念式典で演説し、旧日本軍の従軍慰安婦問題で改めて日本に対応を求めた。日本は「重要な隣人」としつつも、教科書問題にも言及し、両国関係の改善には日本の譲歩が必要とする従来の立場を繰り返した。

朴氏は国交正常化50周年を迎えた日韓を「自由民主主義と市場経済の価値を共有する」関係だと述べた。今後50年は「より成熟した同伴者」になるべきだと話した。そのうえで必ず解決すべき課題として慰安婦問題を指摘。生存者の平均年齢が90歳近くになるとして早期の対応を求めた。

演説では「日本政府の教科書歪曲(わいきょく)の試みが続いているのも隣人関係を傷つける」とも述べた。慰安婦問題のほか、島根県・竹島(韓国名・独島)の領有権を巡る記述を指すとみられる。日本政府関係者は「日本を刺激しない配慮も一部みられるが基本姿勢は変わっていない」との見方を示した。

朴大統領は、北朝鮮に対して「核が自身を守るという期待から抜け出して、住民の生活を改善し、平和と体制安定の保障を受けられる開放と変化の道を歩むよう望む」と発言。南北離散家族の再会事業に関する協議に応じるよう求めた。南北の鉄道連結に備えて韓国側区間の復旧作業に取り組む考えも示した。

北朝鮮は米韓が2日から始める定例の合同軍事演習に強く反発しており、朴氏の提案にどう反応するかは不透明だ。

朴氏は、残る3年の任期での改革を通じて、低迷する国内経済を活性化させることにも意欲を示した。

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