H2Aロケット、1日打ち上げへ準備 偵察衛星を搭載

2015/1/31付
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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日夜、情報収集衛星を載せたH2Aロケット27号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)の組み立て棟から発射台に移動した。2月1日午前10時21分に打ち上げる予定で、残る作業は最終確認と液体燃料の注入となる。

2月1日午前の打ち上げに向け、発射台に移動したH2Aロケット27号機(午後8時半ごろ、種子島宇宙センター)

2月1日午前の打ち上げに向け、発射台に移動したH2Aロケット27号機(午後8時半ごろ、種子島宇宙センター)

31日午後8時半にロケット本体に積んだ衛星の確認作業が終わり、発射台へ移した。当初は29日の打ち上げを予定していたが、センター周辺で冬型の気圧配置が強まり雷が発生する恐れから2月1日に延期していた。小惑星探査機はやぶさ2などを載せ2014年12月に打ち上がった26号機も天候不順で延期された経緯がある。

H2Aロケットは国産の主力ロケットで、これまで96.2パーセント(26機中25機)の成功率を誇り、国際的な信頼性の基準となる95パーセントを上回っている。今回うまくいけば、成功率は96.3パーセントまで上がり、商業衛星などの受注に弾みが付く。

今回打ち上げるのは、政府の情報収集衛星のうちレーダー衛星の予備機。事実上の偵察衛星だ。運用中のレーダー衛星3号機と4号機のバックアップとして期待されている。

情報収集衛星は1月9日に政府が発表した新宇宙基本計画で「宇宙システムの利用なしには現代の安全保障は成り立たない」とされ、強化が明記されている。

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