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金沢大、難治性肺がんの新治療法 抗がん剤に薬剤併用

金沢大学の矢野聖二教授らは、治りにくい肺がんの新たな治療法を開発した。KRAS(ケイラス)という遺伝子に変異があるがん細胞の表面に現れるたんぱく質の働きを邪魔し、抗がん剤の効果を高める。マウスの実験で効果を確かめた。この遺伝子が関与する大腸がんや膵臓(すいぞう)がんの治療にも使える可能性がある。

KRASは細胞が増殖する際に働く遺伝子で、変異があると、がん細胞自らが増殖の指令を出すようになる。抗がん剤が効かず、有効な治療法がない。肺がんでは患者の5%ほどに変異が見つかるほか、大腸がんでは約4割、膵臓がんでは8~9割で変異がある。

研究グループはKRAS遺伝子に変異があるがん細胞では、表面にあるたんぱく質の働きが活発になり、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使う「MEK阻害剤」の効果を抑えることを突き止めた。このたんぱく質の働きを抑える化合物などと併用すると、抗がん剤が効果を発揮する。人間の肺がん細胞をマウスに移植して試し、5日後にはがんが縮小した。

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