早大など、ガンマ線を3D画像に 手のひら大のカメラ

2017/5/28 18:47
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早稲田大学の片岡淳教授らは、放射線の一種であるガンマ線を撮影して3次元画像にできる手のひらサイズのカメラを開発した。ガンマ線を出す薬剤を投与したマウスを撮影し、その位置を種類ごとに色分けして立体的にとらえられた。がんの放射線治療や画像診断装置などへの応用を目指す。

大阪大学や浜松ホトニクス、量子科学技術研究開発機構と共同開発した。装置の重さは580グラム。ガンマ線に反応して光る物質を規則的に並べ、光を100万倍に増幅するセンサーでとらえる。

生きたマウスにヨウ素やストロンチウム、亜鉛を与え、10分きざみで体の周囲を12方向から撮影した。ヨウ素は甲状腺、ストロンチウムは骨、亜鉛は肝臓などの臓器に取り込まれている様子がわかった。

投与された放射性物質が出す放射線でがんを殺す治療法への応用を目指す。このカメラを使えば、薬剤が病巣に届いているかどうかを確かめられるという。

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