神戸大、筋ジスの一因特定 細胞表面の糖に異常

2016/2/28 19:41
保存
共有
印刷
その他

■神戸大学 戸田達史教授らは全身の筋力が低下する難病の筋ジストロフィーの一因を突き止めた。筋肉細胞の表面に特定の糖ができていなかった。こうした異常を修復させる物質も見つけており、新たな治療法の開発につながると期待している。

筋ジストロフィーは遺伝性で、日本人には福山型先天性筋ジストロフィーの患者が多いとされる。研究グループは人の細胞を使い、表面で多数の糖がひも状につながった糖鎖の構造を解析。福山型などの原因とされる3つの遺伝子を導入した細胞では「リビトールリン酸」と呼ぶ糖が糖鎖に組み込まれていなかった。これらの遺伝子の影響でリビトールリン酸が作られなかったためだとわかった。

リビトールリン酸の材料となる物質を遺伝子を変異させた細胞に加えると、糖鎖の異常が回復した。今後はマウスに投与して安全性や効果を確かめたうえで、人への応用を目指す。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]