原発再稼働手続き「粛々と進める」 規制委の委員長
原子力規制委員会の田中俊一委員長は22日の記者会見で、九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転差し止めを住民らが求めた仮処分申請を鹿児島地裁が却下したことに関して「(再稼働にかかわる手続きを)粛々と進めていく」と語った。2013年7月に導入した原発の新規制基準について地裁決定で「不合理な点は認められない」と指摘した点に対し、田中委員長は「歓迎すべきことだ」と述べた。
今後の手続きについて「重大事故を起こさない対策がきちんと取られているかを(現地での)使用前検査を含めてみていく」と話した。使用前検査は再稼働前の最後の工程で、規制委が現地で設備などを点検する。
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