2019年7月20日(土)

福島第1原発、1号機の建屋カバー解体へ作業開始

2014/10/22付
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カバー上部に穴を開けて薬剤を散布した(22日、福島第1原発)=東電提供

カバー上部に穴を開けて薬剤を散布した(22日、福島第1原発)=東電提供

東京電力は22日、福島第1原子力発電所の事故で大破した1号機を覆う建屋カバーの解体に向けた作業を始めた。放射性物質が巻き上がるのを防ぐため、まずはちりやほこりを固める作業に着手した。今後は使用済み核燃料の取り出しなどが予定されている。手つかずだった1号機でも廃炉作業が本格化する。

同日早朝の作業では、クレーンを使って建屋カバーの屋根部分に約30センチ四方の穴を開け、内部の建屋に飛散防止剤をまいた。薬剤で建屋に積もった粉じんを塗料のようにとじ込める。来年3月から建屋カバーを外す作業に入る。カバーの解体終了は2016年度前半を見込み、その後は建屋のがれきを撤去する。

17年度には屋上にある使用済み核燃料プールから燃料を取り出し、地上のプールに移す作業までこぎ着ける計画だ。

1号機の建屋カバーは丈夫な合成繊維でできており、11年10月に建屋全体を覆った。内部は崩れ落ちた屋根や設備などががれきとなって折り重なったままだ。

昨年8月の3号機のがれき撤去作業中には放射性物質を含むちりが巻き上がり、農地を汚染した可能性が指摘されている。今回、東電は様々な飛散防止策をとることで周辺自治体の了解を得た。

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