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原子炉下に溶融燃料か 福島第1の3号機

東京電力は21日、福島第1原子力発電所3号機の内部を水中ロボットで調査し、原子炉から溶け落ちた核燃料とみられる溶融物を確認したと発表した。東電は「原子炉から出たのは間違いない」と述べ、溶融燃料の可能性が高いと説明した。事故を起こした1~3号機内で溶融燃料をうかがわせる痕跡をはっきりと捉えたのは初めて。

3号機では核燃料の大半が溶け落ちたとみられるが、事故から6年が過ぎても行方はわかっていなかった。溶融燃料が広がっていれば、取り出し作業は難航が予想される。今夏にもまとめる取り出し作業の方針策定に影響する可能性もある。

この日は19日に続き、午前5時ごろに調査を始めた。水中で原子炉の真下までロボットを進めたところ、原子炉下部や格納容器内の壁付近など複数の場所で溶融物が垂れ下がっている様子が撮影できた。

溶融物はデブリとされ、溶融燃料に周囲の機器などが溶けて固まったとみられる。19日の調査では、原子炉の真下にある金属製の足場などがなくなっていた。21日の調査でも足場は見当たらず、大きく損傷したと推定される。22日にロボットをさらに水中深くに潜らせて、調査範囲を広げる。

1979年の米スリーマイル島の原発事故では溶融燃料は原子炉内にとどまっていた。福島原発の廃炉作業では、溶融燃料がどこからどれだけ溶け落ちたかを推定する必要がある。

今回の撮影画像は、原子炉から多くの核燃料が溶け落ちたとのこれまでの推測を裏づけることになる。溶けた核燃料は途中の機器などを巻き込み、格納容器の底にあるコンクリートなどと混ざって堆積しているとみられている。

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