パソコンで「究極の暗号」、慶大が要素技術開発
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慶応義塾大学の牧英之准教授らは、理論上解読が不可能な「究極の暗号」とされる量子暗号通信を、ノートパソコンなど小型の情報機器でも可能にする要素技術を開発した。情報を送る通信に必要な光源の装置を小型化できる。5~10年後の実用化を目指す。
量子暗号通信は光子と呼ぶ光の粒を1つずつ送り出す光源が必要になる。
新技術はカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)の分子を光らせ、室温で光子...
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