理研、小保方氏にSTAP論文の投稿料請求 「60万円程度」
理化学研究所は20日、都内で記者会見を開き、STAP細胞論文の不正問題で、小保方晴子元研究員に研究費の一部返還を求めると正式に発表した。理研の有信睦弘理事は請求額について「(STAP細胞論文の)投稿料にあたる60万円程度」と述べた。論文に4件の研究不正が確定したため。
野依良治理事長は会見に参加せず、「研究現場における科学的批判精神の欠如、特にチームとして総合的な検討の不足が研究不正の最大の原因。理研全体として至らぬ点があったことに責任を痛感している」とのコメントを発表した。