2019年3月27日(水)

新原理で計算するコンピューター NTTや国立情報学研

2016/10/23 19:12
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NTTや国立情報学研究所などはミクロな世界で起きる量子現象を利用し、新たな原理で計算するコンピューターを開発した。脳の神経細胞ネットワークのように全体が協調して動作し、問題の答えを見つけ出す。現在のコンピューターが苦手とする問題を、50倍の速さで解けることを確認した。2017年にも専門家が使えるようにし、有用性を詳細に確かめる。

内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の山本喜久プログラム・マネージャーらの成果で、米科学誌サイエンス(電子版)にこのほど掲載された。

開発した「量子ニューラルネット」は、複数の町を訪れるときの最短ルートを突き止めるなど、複数の選択肢の中から最適の組み合わせを見つけるための専用計算機だ。こうした課題は、通信網の設計や機械が自ら学習して能力を高める「機械学習」などの際に解く必要がある。しかし選択肢が少し増えるだけで必要な計算量が爆発的に膨らみ、今のコンピューターではなかなか解けない。

量子ニューラルネットは光ファイバーの回路の中で約2000個の光のパルス信号が周回し、パルス同士が相互作用しながら高速で問題を解く。量子現象を利用するが、次世代型として期待される量子コンピューターとは動作原理が異なる。

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