2018年12月17日(月)

日本版GPS衛星「みちびき」3号機、打ち上げ成功
三菱重工とJAXA

2017/8/19 14:32 (2017/8/19 15:02更新)
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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、日本版GPS(全地球測位システム)の構築を目指す準天頂衛星「みちびき」3号機を載せたH2Aロケット35号機の打ち上げに成功した。種子島宇宙センター(鹿児島県)から午後2時29分に打ち上げ、約28分後にみちびきを分離し、予定の軌道に投入した。

H2Aの打ち上げ成功は29回連続。成功率は97.14%と、国際的に高い信頼性の目安とされる95を大きく上回る。

準天頂衛星「みちびき」3号機を載せて打ち上げられたH2Aロケット35号機(19日午後2時29分、種子島宇宙センター)=共同

準天頂衛星「みちびき」3号機を載せて打ち上げられたH2Aロケット35号機(19日午後2時29分、種子島宇宙センター)=共同

みちびきは位置情報の基となる情報を電波に乗せて地球に送る測位衛星群。日本の真上に長くとどまる軌道を飛ぶため、電波がビルや山に遮られにくく位置情報の精度が飛躍的に向上する。

日本はこれまで米国のGPS衛星から受信してきた。誤差は約10メートルだったが、みちびきとGPS、地上設備を併用することで最小6センチメートル程度に収まるようになる。

今回打ち上げた3号機は日本上空に静止しているように見える静止軌道を飛ぶ。位置情報に加え、災害時に全国の避難所との情報のやり取りに使えるアンテナを搭載している。

政府は今年度中にみちびきをあと1基打ち上げ、計4基体制の運用を来春にも始める。4基そろうと少なくとも1基が常に日本上空にとどまり、高精度な位置情報サービスをいつでも利用できるようになる。

みちびき3号機のイメージ=内閣府宇宙開発戦略推進事務局提供

みちびき3号機のイメージ=内閣府宇宙開発戦略推進事務局提供

みちびきの電波に対応した受信機がカーナビゲーションシステムやスマートフォン(スマホ)に導入されれば、正確に走る自動運転車や無人で動く農機、高齢者の居場所を見守るサービスなど、幅広い応用が可能になる。

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