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iPSとロボで脊髄損傷治療 慶大とサイバーダイン

慶応義塾大学とロボットベンチャーのサイバーダインは18日、iPS細胞を利用した再生医療と医療ロボット「HAL」を組み合わせた、脊髄損傷に対する新たな治療法の開発に乗り出すと発表した。iPS細胞による再生医療と先端的な医療ロボットは、ともに日本が開発した技術。日本の強みを生かして、根本的な治療法がない脊髄損傷の治療を目指す。

慶応大医学部とサイバーダインが機能再生治療に活用する「ロボットスーツHAL医療用」(18日午後、東京都港区) 

慶応大とサイバーダインは同日、最先端医療イノベーションの推進に関する連携協定を締結した。

計画は2段階。第1段階は今年から実施する。脊髄損傷になって半年経過した重度の歩行障害の患者など20~30人に、昨年11月に医療機器の承認を得た「HAL医療用」を装着。1日60分の歩行訓練に週3~5回取り組んでもらう。

HALは患者が歩こうとするときに脳から足に向けて出る信号を検知し、モーターを駆動して足の動きを助ける。試験では歩行がどれくらい困難な患者に改善が見られるかを調べる。

一方、慶大の岡野栄之教授は2017年夏までに、脊髄を損傷して2~4週の患者にiPS細胞から作った神経幹細胞を移植し、神経の再生を促す臨床試験を計画している。効果が確認されたら、数年後、HALだけでは十分な効果が得られなかった慢性患者に、iPS細胞から作った神経幹細胞を移植したうえでHALで訓練する第2段階の試験を実施する。

交通事故などで脊髄損傷になる人は毎年5000人以上。10万人以上がまひなどの後遺症を負っている。

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