山形県で指定廃棄物ゼロに 環境省、濃度低下で解除
環境省は、東京電力福島第1原発事故で発生し、山形県東根市で民間業者が保管していた指定廃棄物の廃プラスチック200キログラムについて、放射性物質の濃度が基準値を下回ったとして指定を解除した。山形県で保管されていた指定廃棄物はゼロになった。
指定解除は13日付で、千葉市、山形県寒河江市に続いて3例目。民間の保管分での解除は全国で初めてとなる。
環境省は昨年4月、1キログラム当たりの放射性物質濃度が8千ベクレル超を下回れば、指定を解除し、通常のごみと同じように処分できるルールを決めた。
環境省によると、焼却灰や稲わらなどの指定廃棄物は、山形県以外に、岩手から静岡までの11都県で計約17万9千トンが一時保管されている。〔共同〕
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