2019年7月24日(水)

宮城県沖プレート、震災後沈む速度2倍に 東北大など計測

2015/11/15 22:44
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東北大学などの研究グループは宮城県沖の太平洋プレートが陸側に沈み込む速さが、東日本大震災以降、2倍に速まっていることを明らかにした。2012年9月以降の2年間で年18センチメートルの速さで北西に動いていることが分かった。プレート下部のマントルの動きに引きずられているとみられる。地殻変動の動きを捉え、巨大地震の発生予測につなげる。

震災後のプレートの動きは、陸側の北米プレートは分析が進んでいた。海側の太平洋プレートの測定結果が明らかになったのは初めて。

研究グループは東北沖の海底に設置した複数の基準点を2年間、計5回計測した。各回ごとの観測船の位置を全地球測位システム(GPS)を使い、測定結果を正確に比較できるようにした。

測定の結果、地震発生前は年8.3センチメートルで沈んでいたが、発生後は約2倍に速まっていた。地震によって太平洋プレートの下のマントルが陸側に引きずられて、その動きに影響を受けてプレートの沈み込みも速まっているとみられるという。

東日本大震災以降のプレートの動きは解明されていないことが多い。研究結果をひずみが蓄積するメカニズムの把握に生かし、地震の発生予測につなげる。

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