2019年9月18日(水)

世界初iPS手術、目の難病に実施 理研と先端医療財団

2014/9/12付
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世界初、iPS細胞を使ったヒトへの移植手術。目の難病患者に実施(テレビ東京系列)

世界初、iPS細胞を使ったヒトへの移植手術。目の難病患者に実施(テレビ東京系列)

理化学研究所と先端医療振興財団(神戸市)は12日、神戸市にある同財団先端医療センター病院で、iPS細胞を使った世界初の臨床研究として目の難病患者に手術を実施した。京都大学の山中伸弥教授が世界に先駆けてマウスの細胞からiPS細胞を作り出したのが2006年。いよいよ医療応用に向けた動きが本格化する。

手術をしたのは「加齢黄斑変性」と呼ぶ難病を持つ兵庫県に住む70代の女性。この病気は年齢とともに視力が低下し、症状が進むと失明することもある。

理研の高橋政代プロジェクトリーダーを中心とする臨床研究で、細胞を移植する手術は同病院の栗本康夫・眼科統括部長が主導した。今回は移植した細胞が体内でがん化しないかなどの安全性の検証を主な目的としているが、症状改善にも期待を寄せている。

iPS細胞を使った世界初の臨床研究として目の難病患者に手術を実施した先端医療センターの手術室(神戸市)

iPS細胞を使った世界初の臨床研究として目の難病患者に手術を実施した先端医療センターの手術室(神戸市)

iPS細胞は病気やケガで損なわれた臓器などの機能回復を目指す再生医療の「切り札」といわれる。国も日本発の先端技術の実用化と普及を積極的に後押ししている。iPS細胞を作製した山中教授は12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

今回の目の難病に続き、手足などが震えるパーキンソン病や、脊髄損傷などでもiPS細胞を治療に役立てようとする計画が進んでいる。

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