電力ほとんど消費しないトランジスタ TDKなど開発

2014/9/8付
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■TDK 8日、京都大学の白石誠司教授や秋田県産業技術センターと共同で、電力をほとんど消費しない新しい原理のトランジスタを開発したと発表した。画面表示や計算のために情報を一時的に記憶する際に電力を使わない。パソコンやスマートフォン(スマホ)の消費電力が小さくなり、充電回数を大幅に減らせるという。米物理学会誌に11日掲載される。

トランジスタは電子回路のスイッチで、現在は情報を処理するときに一時的に情報を記憶するのに電気を使う。処理量が増えると消費電力が増えるが、内蔵するリチウムイオン電池の容量を向上させるのには限界がある。

新しいトランジスタは「スピン」と呼ぶ電子の磁石としての性質を利用する。半導体材料のシリコンのほか鉄を使って回路を作った。外から磁場をかけてスピンの向きを変えることで情報を一時的に記録する仕組み。トランジスタの数も減らせるという。

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