ノーベル賞中村氏「日亜と関係改善したい」 共同研究も

2014/11/3付
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青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞する米カリフォルニア大の中村修二氏は3日、発明の対価を巡り裁判で争った日亜化学工業(徳島県阿南市)について「関係を改善したい」と語った。その上でLEDの分野で「日亜化学と共同研究できればいいと思う」と意欲を示した。文化勲章の受章後に都内で開いた記者会見で明らかにした。

記者会見する中村修二さん(3日午後、東京都新宿区)=共同

中村氏は青色LEDの特許を巡って、当時勤務していた日亜化学と法廷闘争した。2005年に日亜化学側が中村氏に約8億円支払うことで和解が成立したが、その後も関係はこじれていた。

中村氏は「ノーベル賞を受賞できたのは日亜化学が(LEDで)世界を先導し、普及させてきたことが大きい」と強調。「お互い誤解があった。私の希望としては小川(英治)社長と会って話をしたい。過去のことは忘れ、将来だけをみてやっていきたい」と語った。

中村氏はノーベル賞の賞金の半分を母校である徳島大学に寄付する意向を示した。中村氏は「当時の日亜化学には測定装置がなく、徳島大に行って自由で好き勝手に装置を使わせてもらった。その感謝を込めて寄付します」と語った。

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