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長期金利が一時プラスに 円下落、102円台後半

日銀による金融政策の「総括的な検証」の結果を受け、債券市場では21日午後、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時、年0.005%まで上昇(価格は下落)した。長期金利がプラスに転換したのは3月11日以来約半年ぶり。日銀が長期金利について「ゼロ%程度で推移するよう買い入れを行う」との方針を決めたことを受け、前日夕方時点のマイナス0.065%から急上昇した。

株式市場では日経平均株価が反発した。上昇幅は前日終値比200円を超える場面があった。日銀が長期金利をゼロ%程度に誘導する方針を発表したことで、銀行融資の利ざや縮小懸念が後退し、銀行株が急上昇して相場をけん引した。

午後1時30分時点の日経平均は前日比212円60銭(1.29%)高の1万6704円75銭。三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループは上昇率が同7%を超える場面があった。

日銀の決定について「銀行に配慮した金融政策であり、今後は銀行株の上昇が相場全体をけん引するのではないか」(大和証券の高橋卓也上席ストラテジスト)との声が出ていた。

外国為替市場では円相場は下落。一時1ドル=102円台後半をつけた。前日夕方時点(101円68銭)に比べ1円程度円安・ドル高が進んだ。株価が上昇していることに加え、日銀が長短金利差の拡大を目指していることから米金利の上昇に波及するとの観測からドル買いが優勢となった。

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