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S&P、日本国債を格下げ 「アベノミクス不透明」

1段階下げ「シングルAプラス」に

格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は16日、日本国債の格付けを「ダブルAマイナス」から「シングルAプラス」に1段階引き下げたことを発表した。見通しについては「安定的」とした。S&Pが日本国債をシングルA格にするのは初めて。アベノミクスが十分な経済成長につながっていないと判断した。

同社による日本国債の格下げは2011年1月以来で、およそ4年8カ月ぶり。昨年12月にムーディーズ・インベスターズ・サービス、今年4月にはフィッチ・レーティングスが日本国債を格下げしている。安倍晋三首相が昨年11月に消費再増税の延期を表明以降、大手3社がそろって格下げしたことになる。

S&Pのソブリン格付けディレクターのキムエン・タン氏は日本経済新聞に対し、格下げの主因は「日本経済が期待したほどの早さで回復せず、平均所得も十分上がっていないことだ」と説明。ただ一方で「アベノミクスが成功しないと判断するのは尚早だ」として、「持続的な成長を取り戻せれば、格上げにつながる」と指摘した。

16日の日本国債先物の夜間取引で大きな変動はなかった。ただ海外の格付け会社が国債を格下げすると、その国の民間企業も格下げすることがある。市場では「日本企業のドルの調達金利が上昇する可能性もある」との見方が出ている。

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