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円高促すリスク回避要因 株安、米テロ、EU離脱問題…

13日の東京外国為替市場でじりじりと円高が進んでいる。午後1時すぎには5月3日以来、約1カ月ぶりに1ドル=105円台に乗せた。先週の英国の欧州連合(EU)離脱懸念の高まりをきっかけに投資家のリスク回避姿勢が強まっている。これに加え、日本の株価下落や米国での銃乱射事件といった弱気材料がからみあい、円買いの背中を押している。

1ドル105円台で取引される外為市場(13日午後、東京都千代田区)

円相場は足元で先週金曜日の午後5時時点から約1円ほど高い円高水準となっている。

英国のEU離脱懸念は世界経済の先行き不透明感を強める。仮に離脱が決まった場合、金融市場や貿易などの経済活動にどんなマイナスの影響が出るか予想がつきにくいためだ。円に対してドルのほか、ユーロや英ポンドが売られやすくなった。円はユーロやポンドに対して約3年ぶりの円高水準だ。

朝から進む株安も円高要因だ。日本株はドル円相場との連動性が高いとされる。そうした連動性に目を付けて株安と円買いを組み合わせてさやを抜く短期筋の取引が円買いに拍車をかけた。午後1時に円高が一段と進んだ背景について市場では「午前の株安から午後に多少反発するとの読みが外れた失望もある」(外国証券)との見方がある。

さらに米国で12日に発生した銃乱射事件も不安材料。オバマ大統領は「テロ」と断定。「英国のEU離脱派に、離脱の追加的な口実をあたえかねない」(欧州系金融機関)との思惑も呼んだ。

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