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野村のMMF、24年の歴史に幕 マイナス金利響く

野村アセットマネジメントは31日、24年の歴史を持つ投資信託の一種、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)の運用を終えた。短期債券などで運用するMMFは安全性の高い金融商品として親しまれてきたが、日銀マイナス金利政策による金利水準の大幅な低下で運用が困難になった。約3400億円の資金は投資家に返還する。

大和証券投資信託委託も10月末までに運用を取りやめ、MMFは姿を消す。低リスクのMMFは投資の入り口的な商品として1992年に誕生。個人に加え、企業の余資運用の資金も流入し、ピーク時の資産額は業界全体で20兆円を超えた。

今年2月にマイナス金利が導入され、運用環境が急速に悪化。足元でMMFの利回りはゼロ%に沈む。「低リスクだが、利回りは預貯金より高い」のが当初の位置づけだったが、「投資家の期待に応えられなくなってきた」(野村証券の山崎将宏・投信企画課長)。

MMFから流出した資金は預貯金など低リスクな運用先に戻っている。野村証券によるとMMFの償還資金のうち9割強は、証券口座のなかで現金代わりに使われ、より低リスクな性格のMRF(マネー・リザーブ・ファンド)に切り替わる。別の証券会社ではMMFで運用していた法人の資金の大半は預貯金にシフトしたという。日銀のマイナス金利政策で運用難は強まっているものの、MMFのマネーが積極的にリスクを取ろうとする動きは限られている。

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