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IPO市場が活況 初値、9割が公開価格超え

新規株式公開(IPO)市場の活況が続いている。29日は自動家計簿アプリのマネーフォワードなど3社が上場。今年上場した55社のうち91%の50社で、市場で初めてついた株価(初値)が公開価格(公募・売り出し価格)を超えた。初値の公開価格超えがIPO全体の9割を上回るのは2年ぶり。IPOで利益を得た個人が新たな新規公開企業にお金を振り向ける資金の好循環が生まれている。

29日に東証マザーズ市場に上場したマネーフォワードはスマートフォン(スマホ)で使う自動家計簿アプリを展開し、利用者は500万人を超える。金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックが主力のベンチャー企業の中で、同社は日本の代表格とされる。

同社の辻庸介社長は29日の記者会見で「フィンテックを通じ日本の生産性向上に貢献したい」と述べた。マネーフォワード株には買い注文が集まり、初値は3000円と公開価格(1550円)を94%上回った。

動画投稿サイト「ユーチューブ」から収入を得る「ユーチューバー」のマネジメントを手掛けるUUUM(ウーム)など最近の新規公開企業の業種は多岐にわたり、フィンテック以外も人気化。22日上場した人工知能(AI)開発ベンチャーのPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)の初値は公開価格の2倍を超えた。

年内はフリーマーケットアプリのメルカリ(東京・港)など知名度の高い新興企業の上場も見込まれる。

ただ上場直後に高値をつけた後は株価が低迷する企業も散見され、このような企業は上場後に業績が失速しているケースが大半だ。広告宣伝などの先行投資でマネーフォワードの2017年11月期は10億円の最終赤字になる見通しで、早期の黒字転換が課題となる。

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