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ガンホー、純利益最高320億円 「パズドラ」収入好調

1~6月

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが29日に発表した2014年1~6月期の連結決算は純利益が前年同期比14%増の320億円だった。1~6月期として過去最高を更新した。スマートフォン(スマホ)ゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の人気が継続、利用者からの課金収入が伸びた。今後は新ゲーム投入や海外展開などで成長を持続できるかが課題になる。

「今期もスマホゲーム市場で過半のシェアを維持できそうです」。森下一喜社長は29日の決算発表の席上、自信ありげに語った。

パズドラはパズルを解きながら敵を倒し、保有する「モンスター」を強くするゲーム。国内は1~6月期で約600万件の新規ダウンロードがあり、6月末では累計2800万件を超えた。

ユーザー数増加を追い風に、ゲームを効率的に進めるのに必要な1個100円の「魔法石」と呼ぶアイテムの課金収入も伸びた。売上高は26%増の943億円で、パズドラからの収入が9割以上を占めた。営業利益も19%増の537億円と2ケタの伸びを確保し、最高益となった。

パズドラは配信からすでに約2年半がたつ。人気は衰えをみせず、ユーザー数も右肩上がりが続く。1~6月期のペースが続けば、14年12月期通期も純利益は最高を更新する可能性が高い。

もっとも、市場の評価は業績とは連動していない。株価は600円台前半で一進一退。1年前の株価水準のほぼ半値にとどまっている。スマホゲームは人気の浮き沈みが激しいという警戒心が根強い一方、爆発的な利益拡大期待は剥落しているためだ。

市場の期待を呼び戻すには、利益成長力を再び高めることが条件になる。1つは国内で飽和し始めた成長を海外で伸ばせるかどうかがポイントになる。北米とアジア、欧州を合わせたダウンロード数は6月末までに700万件前後に達したようだが、伸びは国内に比べて鈍い。中国での展開も準備するが、国内のような課金収入にどうつなげるかは模索中だ。

29日はパズドラの中にパズルを解くことだけに機能を絞り込んだ新ゲームを追加配信した。女性など新たな利用者の掘り起こしも課金収入の上積みを占うカギになる。

収益が安定成長期に入りつつあるとの声も出ている。利益拡大が望みにくいなら、株価の出直りには配当性向の引き上げなど資本政策が焦点になってきそうだ。

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