東芝監査法人変更「望ましくない」 日本取引所CEO
日本取引所グループの清田瞭グループ最高経営責任者(CEO)は28日の定例会見で、PwCあらた監査法人との対立が表面化した東芝について「適正意見をもらうための監査法人変更は市場の信頼性の観点で、望ましくない」と述べた。東芝は11日、2016年4~12月期決算を監査法人のお墨付きを得られないまま公表していた。
東芝は内部管理の不備で「特設注意市場銘柄」に指定されており、改善の見込みがなければ上場廃止になる。日本取引所の清田CEOは「東芝の有価証券報告書を確認できるまでは結論を出すのは難しい」とし、最終的な上場維持・廃止の判断は7月以降になるとの見通しを示した。
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