2019年3月20日(水)

リクルート上場、終値3330円 公開価格230円上回る

2014/10/16付
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リクルートホールディングスは16日、東京証券取引所第1部に株式を新規上場した。初値は3170円と公募・売り出し価格(公開価格)の3100円を上回った。終値は3330円だった。日経平均株価が大幅に下落するなど荒れる相場環境のなかでも投資家の一定の人気を集めた。株式公開により資金調達の幅を広げ、人材・販促分野のグローバル企業として成長を目指す。

東証1部に上場し、記者会見するリクルートHDの峰岸社長(16日午後、東京都中央区)

東証1部に上場し、記者会見するリクルートHDの峰岸社長(16日午後、東京都中央区)

初値で計算した時価総額は約1兆8200億円で、1998年のNTTドコモ以来の大型上場となった。時価総額は日本電産や東芝などと肩を並べ、東証1部で上位50番目程度に入った。

株価は3455円まで上げる場面があり、終値は3330円だった。市場では「国内の安定した事業基盤をもとに、海外での成長も期待できる」(SBIアセットマネジメントの木暮康明取締役)との声があった。

就職や住宅などの情報誌による広告事業で成長した。販促メディア、人材メディア、人材派遣の3事業が柱で、就職情報の「リクナビ」や住宅情報の「SUUMO(スーモ)」などを展開する。

2015年3月期の連結売上高は前期比8%増の1兆2900億円、純利益は1%増の660億円を見込む。新株発行と自社株売り出しで最大約1000億円を調達する。M&A(合併・買収)などに充て、海外事業の拡大を急ぐ。

故・江副浩正氏が1960年に創業した。88年には江副氏による関連会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)の未公開株の政財界への譲渡が贈収賄の「リクルート事件」に発展した。その後、一時ダイエーの傘下に入った。コスモスイニシアは現在東証ジャスダックに上場している。

〈リクルート峰岸社長の主な発言〉
・「ユーザーや取引先、株主の支援のたまもの」
・株式上場「グローバルナンバーワンを目指すため」
・初値3170円「特にコメントない」「需給で決まるもの」
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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